共有馬主とは地方競馬に導入された共有制度を利用し、1頭の競走馬を1~20人の範囲で共有するシステムです。
一口馬主と同様に1頭の競走馬に掛かる費用を複数の馬主で負担できるため、購入資金、維持費などがかなり抑えることが出来ます。
また、個人馬主の持っている権利を持つため、以下の事などが出来ます。一部一口馬主と違って本物の馬主感覚を味わうことが可能です。
共有といえども一馬主ですので、地方競馬全国協会より馬主登録を受けている必要があります。
共有制度というよりも地方競馬の馬主のデメリットになりますが、賞金額が中央競馬より低くなっています。また、手当て等も中央競馬に比べて劣ることから出走した事による収入は少ないと言わざるを得ないでしょう。
まず、当たり前ですが愛馬を何らかの方法で購入することが必要になります。
もちろん競走馬の価格は幅が広いですが、2014年度の共有馬主の方々向けの募集馬価格を調べてみると以下の通りになります。
愛馬の購入したら次は月の維持費(預託料)になります。
愛馬の所属する競馬場、厩舎によりかなり幅がありますが、月に12~35万ほど掛かると考えられます。
ただし以下の情報は私が調べた限りの情報なので、詳しくは調教師さんにお聞きする事になると思われます。
競馬場 | 月の預託料 | 月の預託料(1/20の場合) |
大井 | ¥350,000前後 | ¥18,000前後 |
川崎 | ¥300,000前後 | ¥15,000前後 |
園田 | ¥200,000前後 | ¥10,000前後 |
高知 | ¥150,000前後 | ¥7,500前後 |
任意加入の競走馬保険や治療費、中央競馬指定交流競走時の登録免許税等が発生する可能性があります。
サラリーマン馬主への道様に各競馬場の預託料及び手当をまとめた大変参考になる情報が掲載されています。
詳しくはこちら(地方全場出走手当・預託料一覧)をご覧ください。
中央競馬と同様に競走馬の購入費と維持費を分割し,商品ファンド法に基づき投資するシステムです。
※詳しくは「wikipedia(一口馬主)」参照
最大の魅力はその手軽さ。1頭に掛かるお金の少なさ。
共有馬主より1頭に対する口数が多いため、1口あたりの金額は少ないのはもちろん、中央競馬の一口馬主よりも安く設定されている場合が大半です。
中央競馬の一口馬主と同様、実際の馬主が有している権利がほとんどありません。
口取り写真に参加出来る可能性はありますが、馬主席での応援、厩舎の訪問等は出来ません。
どの愛馬に投資するかを決め、その権利を購入する必要があります。
これも他の馬主と同様に幅が広いですが、2014年の募集情報を調べると以下の通りになります。
その価格を40口~100口で分割し、¥30,000~¥300,000が相場のようです。
維持費は各クラブで様々ですが、基本的に各厩舎ごとの預託料を40~100口で割る金額とクラブの年会費が掛かります。
なお、預託料の費用は¥1,000~¥3,000が相場のようです。
多くのクラブは競走馬保険を必ず年に1回徴収しますが、維持費にほとんど含まれているため、海外遠征費用やGⅠ優勝記念品作成費など、良いことに起因する出費が多いようです。